2008年06月26日

●CoffeeTripp Vol.63「虹色に輝くライブ!---Al Jarreau」 (08/06/26)

旅行、休日、くつろぎのひととき・・・CoffeeTrippは最高の時間を過ごすのにぴったりの素晴らしい音楽をご紹介します。

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Midori@RTです。
今回はアルジャロウの1977年のライブアルバム「Look to the Rainbow」特集。
オープニングの2曲はやっぱり続けて聴かないと。ってことでそのままかけちゃいました。
なんてあたたかい歌とサウンドなんでしょう〜。そしてミラクルなスキャット。声なんだか楽器なんだかわからなくなる部分もあったり。このアルバムを聴くと、自然と顔がゆるくなりますので、ゆるめたい方はぜひ!

1.Letter Perfect
2.Rainbow in your eyes
3.Could you believe
4.Take Five
  /Al Jarreau


★今回のオープニング&エンディング曲
『Pavane pour une infante defunte(Beauty-Flow Mix)-亡き王女のためのパヴァーヌ』/RoundTripp

★FM AZUR「CoffeeTripp」毎週 木曜10:00(再放送 土曜 22:00)



「あなたの知らない邦楽が、ある。」

ダイナミックでメロディアスなスキャットボーカルと、しなやかなグルーヴの融合。Jazzfunk、Bossa、Electronicaのサウンドを新次元に昇華した2nd アルバム、音楽に飽きたオトナたちへ。

RoundTripp 2nd Full Album「Fly to Possibility」を試聴する

2008年06月21日

●CoffeeTripp Vol.62「RT CoffeeMIX! Vol.1」 (08/06/19)

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今回のCoffeeTrippは "RT CoffeeMIX!" と題して、何と僕らがセレクトした曲をリアルタイム・ノンストップのDJ MIXでつないだのをそのまま流してしまう(!)という企画です。

番組で普通に話すというのも、未だに少し緊張するんですが、
DJ的ミックスプレイをそのまんま番組でかけてしまう、というのは、これまた違った緊張感があります。

つなぎを重視した選曲なので通常のコーヒートリップより若干マニアックな曲が多く、下のAmazonリンクではすべてを紹介しきれないのですが、
曲名で調べていけば、よりマニアックなレコード/CDショップには置いてあると思うので、興味があったらぜひ、掘ってみてください ;-)


1.Brazilian beat
2.Thoughts Of Home
3.Inside
4.What's The Use
5.Send In The Clown
6.Blackbyrds' Theme
7.Dia Brilhoso

/RT-CoffeeMIX! Vol.1


★今回のオープニング&エンディング曲
『Pavane pour une infante defunte(Beauty-Flow Mix)-亡き王女のためのパヴァーヌ』/RoundTripp

★FM AZUR「CoffeeTripp」毎週 木曜10:00(再放送 土曜 22:00)

2008年06月15日

●CoffeeTripp Vol.61「40年の時を超えてよみがえるあの名曲たち- "Timeless" Sergio mendes」 (08/06/12)

旅行、休日、くつろぎのひととき・・・CoffeeTrippは最高の時間を過ごすのにぴったりの素晴らしい音楽をご紹介します。

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セルジオメンデスといえば、もっとも有名な黄金時代はやはり1966年発表の『Sergio Mendes & Brasil '66』を皮切りにスタートした1966年~70年にかけてだと思いますが、
今回紹介するアルバムは2006年作の好盤、「Timeless」。

アルバムタイトルがそのまま参加ミュージシャンのセルジオメンデスへのレスペクトを表しており、そして中身も往年の名曲を(しかも少々マニアックなSergio Mendes & Brasil '65からの作品も入っています)現在の感性やサウンドストラクチャーでより多くの人に聴きやすいかたちで再構築したアルバムになっています。
セルジオメンデス的プロデュースワークは抑えられており、Black eyed peasのウィルが大活躍!そしてこのバランスが「往年の名曲を今に伝える」好バランスを生み出しています。

いわゆる「ブラジル的なワールドミュージック」のカテゴリではなく、
ソウル、ヒップホップ、エレクトロニカなど幅広いジャンルの音を包括した、より広い意味での「ワールドミュージック」・・・をこれからの季節、まだまだ聴いてしまいそうなアルバムです。

今年早くも最新作をリリースしたセルメン、まだまだ目が離せませんね!


【2008.06.12 Air-play】
1.SAMBA DA BENCAO(SAMBA OF THE BLESSING)
2.SURFBOARD
3.LOOSE ENDS
4.LET ME
5.BERIMBAU/CONSOLACAO

/Sergio mendes

★今回のオープニング&エンディング曲
『Pavane pour une infante defunte(Beauty-Flow Mix)-亡き王女のためのパヴァーヌ』/RoundTripp

★FM AZUR「CoffeeTripp」毎週 木曜10:00(再放送 土曜 22:00)

2008年06月09日

●CoffeeTripp Vol.60「シルクの似合う夜----The Isley Brothers」 (08/06/05)

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梅雨に入り、しっとりとした気候も垣間見える今日この頃。
そんな日はしっとりとしたThe Isley Brothersのナンバーを。

1950年代に結成、1959年のファーストリリースから現在まで、50年(!)近くにわたって現役で活動しつづけるIsley。そのレパートリーはキャリアの長さに相応しく、ソウルフルでファンキーなスタイルからメロウでしなやかなバラードまで実に幅広いですが、今回はしっとりとした美しいミディアム〜バラードにフォーカスを当てたセレクションでお届けします。

メジャーなところでは4、5あたりのナンバーですが、
個人的には1、3が最高です。切なくも美しい楽曲、まさしくシルクのようなヴォーカルハーモニーが堪能できます。


【2008.06.05 Air-play】
1.The highways of my life
2.Brown eyed girl
3.Hello It's me
4.Between the sheets
5.For the love of you

/The Isley Brothers

★今回のオープニング&エンディング曲
『A day out!』/RoundTripp

★FM AZUR「CoffeeTripp」毎週 木曜10:00(再放送 土曜 22:00)

2008年06月01日

●CoffeeTripp Vol.59「自分的に青春のジャズコーラス・エンターテイナー〜The Manhattan Transfer」 (08/05/29)

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ジャズコーラスグループの大御所、Manhattan Transferのデビューは1975年なので、もう今年でデビュー33周年ということになります。

僕がManhattan Transferを聴いたのは大学1年のときで(AOR=ジェイグレイドン色が濃い頃のアルバム「Mecca for Moderns」)、そのときはそれほどのめり込まなかったのですが、
大学3年のアメリカ旅行でマントラのライブビデオを買ってきた頃から少しずつ興味が再燃、そして大学4年の時に学内のジャズコーラスグループにベーシストとして参加することになったのをキッカケに、マントラをはじめジャズコーラスというジャンルを本格的に聴き込むようになりました。(世代的にリアルタイムではないんですが、大学4年の一年間はそのバンドにかなり没頭したので、時期が時期でもあり自分にとってちょっとした「青春」なジャンルでもあります(笑))

そして最初にマントラを聴いたときの「Clifford Brownの"Joy Spring"のソロを、Weather Reportの"Birdland"を、こんな風に表現できてしまうのか・・・!」という驚きは、今聴いても薄れることはありません。

今回ご紹介するアルバムは1985年発表の「Vocalese」
完成まで2年以上を費やしたといわれる本作は、音楽を本当に愛し、尊敬しているからこそ成し得た、まさに金字塔と言えるJazz Vocaleseの名作です。


【2008.05.29 Air-play】
1.Rambo
2.Meet Benny Bailey
3.That's Killer Joe
4.To You
5.Sing joy spring

/The Manhattan Transfer

★今回のオープニング&エンディング曲
『A day out!』/RoundTripp

★FM AZUR「CoffeeTripp」毎週 木曜10:00(再放送 土曜 22:00)

2008年05月22日

●CoffeeTripp Vol.58「Have You Noticed? - Ludmilla featuring Linda Lewis」 (08/05/22)

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CoffeeTrippブログではお久しぶり、のミドリ@RoundTrippです。
今回のコーヒートリップはLudmilla featuring Linda Lewis の「Have You Noticed?」を特集。

リンダルイスといえば私がもっとも好きなアーティスト!というわけで、当然このコーナー、書かせていただきますヨ!

リンダルイスはイギリス出身のシンガーソングライター。ソウル、フォーク、ジャズ、レゲエの要素を彼女の感性で、ユニ〜クに料理した作品が魅力その1。
そしてなんといっても、魅力その2はソウルフルでありながらイタズラっ子(…表現が古くさい?)のような、かわいらしい歌声です。
名作と言われる「Lark」(=ひばり)というタイトルのアルバムがあるように、青空にはばたくひばりのような、涼やかで愛らしい歌声は、何度私の心を踊らせてくれたことでしょう・・・。

さて、今回ご紹介するアルバムは、ルドミーラというロシア出身のピアニスト兼作詞作曲家の作品で、リンダルイスはヴォーカル参加しています。二人は'86年頃に知り合い、「ブラックロシアン」(・・・ネーミングが安易な気も。。)というユニットを組んでライブを行っていたそうです。一度コンビを解消したものの、また一緒に活動できる日を望み、ルドミーラが曲を作りはじめ、このアルバムが実現。'93年に米国のオレンジ・レコードというインディペントレーベルからリリースされました。

ルドミーラのジャズ〜クラシックの要素、そしてリンダのソウル〜ラテン〜レゲエの要素が絡み合った、オリジナリティーの高い色彩豊かな作品に仕上がっています。

名義で言えば、ルドミーラの作品、ですけどもリンダファンとしては必ず!押さえておかなければいけない1枚だと言えましょう。もちろんリンダの作る曲はユニークで愛らしく、スモーキーでセンチメンタルなところがイイ!のですが、ルドミーラの作った上質で重厚感のある・・・でもポップさも兼ね備えた楽曲、をリンダが歌うと、またひと味違った魅力が引き出されて、「いちファン」としてはルドミラに感謝したくなります。

アルバムはサンバの「Orange Sun」から始まります。大人の女性2人の豊かな感性に溢れ、あたたかく包み込んでくれるような優しく、カラフルな曲たち・・・これからの季節にはもってこいの1枚です♪


【2008.05.22 Air-play】
1.Have you noticed?
2.Don't kiss me goodbye
3.Heartless man
4.Orange sun
5.No time for kissing

/Ludmilla featuring Linda Lewis

★今回のオープニング&エンディング曲
『A day out!』/RoundTripp

★FM AZUR「CoffeeTripp」毎週 木曜10:00(再放送 土曜 22:00)

2008年05月11日

●CoffeeTripp Vol.57「GW特集③--まさにゴールデンな不滅の70's 3部作Part3"Fulfillingness' First Finale" - Stevie Wonder」 (08/05/08)

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GW特集「Stevie Wonder70年代3部作」もついに最終回!
1974年作"Fulfillingness' First Finale" の中からセレクトしてお送りします。

First Finaleというタイトルの言葉にも表れているように、3部作の最後にふさわしい雄大さ、暖かさに満ちた一枚です。
1、2作目に見られた(特に2作目"Innervisions")緊張感は抑えられ、その分柔らかく、聴きやすくなっていますが・・・歌っている内容は時に悲しく、時に辛辣に、そして美しく心に響きます。
前作"Innervisions"では、タイトル通り人間の内面に鋭い目を向けた、深く沈み込んでいく内容の歌詞が多かったのに対して、本作では人として生まれて、美しい人生を送っていくことの喜び・・・その道程には悲しく辛いこともあるけれど・・・より外に向かっていくようなテーマにシフトしている気がします。

ラスト2曲のBird of Beauty〜Please Don't Goで解き放たれるパワーとソウルは、まさに「fulfillingness」という言葉に相応しい、スティーヴィーの充実ぶりを感じることができます。
そしてそれはfirst finaleであると同時に、次なる超大作「Key of Life」につながっていくのです。


【2008.05.08 Air-play】
1.Boogie on Reggae Woman
2.Creepin'
3.You Haven't Done Nothin'
4.Heaven Is 10 Zillion Light Years Away
5.Bird of Beauty
6.Please Don't Go

/Stevie Wonder

★今回のオープニング&エンディング曲
『A day out!』/RoundTripp

★FM AZUR「CoffeeTripp」毎週 木曜10:00(再放送 土曜 22:00)

2008年05月04日

●CoffeeTripp Vol.56「GW特集②--まさにゴールデンな不滅の70's 3部作Part2"Innervisions" - Stevie Wonder」 (08/05/01)

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今週はGW特集の第2回目。
Stevie Wonder70年代3部作の第2作目となる1973年リリースのアルバム "Innervisions" の中からセレクトしてお送りします。

僕にとっては、このアルバムがStevie70年代3部作との出会いでした。
それまでは彼の代表作「key of life」とそれ以降のポピュラー寄りの曲を聴いてたんですが、
あるとき(確か18歳ごろかなあ)・・・中古CD屋で何百円かで発見し、金が無い10代の「とりあえず安いから買っとくか」発想で入手したところ・・・
こんなディープでシリアスな世界観をやってたんだ、と驚き。
それまで僕がStevieに対して持っていたイメージと「内省的」という言葉は、あまり結びつかなかったんだけど、
これはまさに「内省的スティーヴィー」の最高傑作だと思います。

そして音楽的には・・・
もう説明の言葉が見つかりませんね。
言葉では語れない、とはまさにこのことです。とにかく、聴いてください^^/


【2008.05.01 Air-play】
1.Golden Lady
2.Living for the City
3.Too High
4.All in Love Is Fair
5.Don't You Worry 'Bout a Thing

/Stevie Wonder

★今回のオープニング&エンディング曲
『A day out!』/RoundTripp

★FM AZUR「CoffeeTripp」毎週 木曜10:00(再放送 土曜 22:00)


「あなたの知らない邦楽が、ある。」

ダイナミックでメロディアスなスキャットボーカルと、しなやかなグルーヴの融合。Jazzfunk、Bossa、Electronicaのサウンドを新次元に昇華した2nd アルバム、音楽に飽きたオトナたちへ。

RoundTripp 2nd Full Album「Fly to Possibility」を試聴する

2008年04月22日

●CoffeeTripp Vol.55「GW特集①--まさにゴールデンな不滅の70's 3部作Part1"Talking Book" - Stevie Wonder」 (08/04/24)

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毎日がすっかり暖かくなり、もうすぐGWですね!
そしてGWのコーヒートリップは、4/24、5/1、5/8の3回にわたって、今やThe Living LegendなStevie Wonderの70年代不朽の3部作、"Talking Book", "Innervisions", "Fulfillingness-First Finale" を特集してお送りします。

Stevie Wonderのアルバムはずっと番組で紹介したかったんですが、Stevieの誕生日はGW明けの5月13日!ということもあり、その名にふさわしいゴールデンなWeekに特集しようとあたためていました。

今回ご紹介する"Talking Book"は1972年に発表されたアルバムで、あの不朽の名曲 "You are the sunshine of my life"からスタートしますが、彼のトレードマークであるヴォーカル、ピアノそしてハーモニカのみならず、シンセサイザー、ドラムなど多くの楽器を自らプレイすることにより、ワンアンドオンリーの音世界を作り上げるスタイルを確立した最初の作品ではないかと思います。
初めて聴いた時「いやにミュージシャンのクレジットが少ないなあ・・・たくさん音が入ってるのに・・・?」と思いながらミュージシャンのクレジットを読んでいたら、最後の行に「All other tracks by Stevie Wonder」の一文を発見(笑)驚愕した記憶がありますが、
一流のスタジオミュージシャンですら創り出せない(それは、作曲者が各パートの意図を最も理解しているはず、という原則からすると逆に当然のことなんですが)絶妙のアレンジとコンビネーションがこのアルバムの個性を決定づけています。
もちろんそうは言っても、他の参加ミュージシャンは当然豪華です。Jeff Beck,Ray Parker Jr.Buzz Feton,David Sanborn等、70年代クロスオーヴァー〜80年代フュージョンムーブメントを牽引するミュージシャンによるスパイス溢れる演奏が随所に光っています。

そして何といっても、この時期のStevieは楽曲と声の素晴らしさに尽きます。
大ヒットの"You are the sunshine〜","Superstition"はもちろんのこと、中低域の声質の魅力を存分に活かしたメロウなナンバー"Tuesday Heartbreak"、妖しく不穏な雰囲気の"You've Got It Bad Girl"、後のStevie Balladスタイルの礎とも言える"You and I"・・・まさに黄金の3部作の皮切りに相応しい内容と言えるでしょう。


【2008.04.24 Air-play】
1.Tuesday Heartbreak
2.You've Got It Bad Girl
3.Blame It on the Sun
4.Superstition
5.You and I
6.You Are the Sunshine of My Life

/Stevie Wonder

★今回のオープニング&エンディング曲
『Cinematique』/RoundTripp

★FM AZUR「CoffeeTripp」毎週 木曜10:00(再放送 土曜 22:00)

2008年04月19日

●CoffeeTripp Vol.54「春眠をいざなう淡い色彩のハーモニー - Maurice Ravel」 (08/04/17)

旅行、休日、くつろぎのひととき・・・CoffeeTrippは最高の時間を過ごすのにぴったりの素晴らしい音楽をご紹介します。

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今回は、CoffeeTripp初となるクラシック特集デス。
春のまどろんだ雰囲気にぴったりの、フランス近代クラシックの名作曲家モーリス・ラヴェル。

最初にラヴェルを聴いたのは、確か中1の時、ラジオで流れてきた「水の戯れ(Jeux d'eau)」という曲でした。(下記6曲目にオンエアしています)
それまでクラシックというと、小学校の音楽の時間で習うようなモーツアルト、ベートーベン、ビバルディーといった「いかにもクラシック!」といったイメージで(もちろんすばらしい曲ではあるのですが)子供的にはあまりいいなと思わなかったんですが、ラヴェルの曲にあるモードジャズ的な浮遊感が新鮮で心地よく響き、それ以来ラヴェルの楽曲をいろいろ聴き始めるようになりました。

ほぼ同時代の印象派の代表格ドビュッシーのより鮮やかで斬新な音配列も同じく好きでしたが、
ラヴェルの持つ色彩的でありながら古典的な落ち着きや強さをあわせ持つ楽曲は、クラシックを聴くときに感じていたい、もう戻らない時代のイメージ・・・美しい陶磁器でお茶をたしなむ貴婦人、緩やかに時間が流れるサロン、のようなものを・・・強く感じさせてくれます。

そしてそれはなぜか僕の中では、春眠のまどろんだイメージと結びついているのです。

【2008.04.17 Air-play】
1. Pavane pour une infante defunte
2. Menuet sur le nom d'Haydn
3. Sonatine: I. Modere
4. Sonatine: II. Mouvement de Menuet
5. Sonatine: III. Anime
6. Jeux d'eau

/Maurice Ravel

Robert Casadesus (Piano)

★今回のオープニング&エンディング曲
『Cinematique』/RoundTripp

★FM AZUR「CoffeeTripp」毎週 木曜10:00(再放送 土曜 22:00)

2008年04月14日

●CoffeeTripp Vol.53「もはや大御所の域に達した日本バブル期のSoul Diva - Chaka Khan」 (08/04/10)

旅行、休日、くつろぎのひととき・・・CoffeeTrippは最高の時間を過ごすのにぴったりの素晴らしい音楽をご紹介します。

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Chaka Khanの日本での大ヒットといえば、おそらく80年代バブル期を代表する名バラード「Through the fire」そして同時期にやはりブラックミュージックの頂点を極めたPrinceのカバー「I feel for you」だと思いますが、
このお方ほど時代によって声が違う(それは時代時代によるサウンドエフェクト処理の産物でもありますが、その要素を除外したとしても)ヴォーカリストは居ないのではないでしょうか。

70年代、Rufusと活動を共にしていた頃のチャカは、80年代以降の体型からは想像もつかない(失礼!)セクシーでスリムなスタイルで、ドライ&タイトでパンチの効いた正統派ソウルのヴォーカルスタイルでした。
80年代、ぐっとボリューム感を増した体型、「もはや『胸』ではなく『乳』」とまで称されたド迫力バディはそのまま日本バブル期ソウルの象徴となり、強烈なハイトーンに80年代特有のウェットなエフェクトをふんだんに効かせたヴォーカルサウンドが数々のヒット曲で聴かれ、それがチャカカーンのトレードマークとなりました。
(嘘か本当か知りませんが当時チャカの来日時にはイケメンのホストが身の回りの世話役(何を世話すんでしょうね)としてあてがわれたという、まことしやかな噂があったそうです)
そして90年後半以降はぐっと枯れた声質に変化し、ジャズ方面にシフトした活動が増えてきているようです。

今回は78年のデビューアルバム、そして80年代初頭の2nd、ぎりぎりバブルに入る直前までの美味しい2枚の名作からお届けします。
豪華絢爛な一流ミュージシャンが集結、ベーシスト的にはWill Lee、Anthony Jackson、Abe Laboriel、Phil Upchurch(ギタリストとしてのほうがおそらく有名ですが、ベースも実に秀逸です)をはじめとした最高峰が君臨し、僕自身この2枚は19〜20歳頃までの間に、もっとも完コピしたアルバムです。

なお2008年グラミー賞R&Bアルバム部門を受賞した最新作「Funk this」は、70年代のRufusを彷彿とさせながらそれをさらに新しくブラッシュアップした感じに仕上がっており、Sarah VaughanやAletha Franklinなど大御所に聴かれる太く枯れた声質を帯びはじめたChakaの堂々たるヴォーカルが堪能できます。
今回オンエアの曲が気に入った方は、そちらもぜひCheck!です。

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【2008.04.10 Air-play】
1. Love Has Fallen on Me
2. We Got the Love
3. Message in the Middle of the Bottom
4. I was made to love him
5. I Know You, I Live You
6. And the Melody Still Lingers On (Night in Tunisia)
  /Chaka Kahn
★今回のオープニング&エンディング曲
『Cinematique』/RoundTripp

★FM AZUR「CoffeeTripp」毎週 木曜10:00(再放送 土曜 22:00)

2008年04月03日

●CoffeeTripp Vol.52「CoffeeTrippも1周年---My Favorite!! Sly & Family Stone」 (08/04/03)

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50回目を迎えたと思ったら、もう1周年。ほんと?

(月4回)×(12か月)-1回休み = 51なので、52回目の今日は1周年ですね、確かにそうだ。

というわけで、
最近「◯◯記念」続きを良いことに自分たちの好きなアーティストに大きく偏ったオンエアがなされていますが、今日も引き続きその路線でSly & Family Stone。
未だ現役を続けるSly、再結成絡みも含め最近の活動は若干?マークがつくものも多いですが、60年代後半〜70年代前半の活動はまさにカリスマ的ともいえるオーラがあります。
「Dance to the music」「Life」(1968)「Stand」(1969)「There's a riot goin' on」(1971)の一連の作品は、何はともあれ聴くべし!
今回はこれらのアルバム周辺からセレクトしてお送りします。

特に1971年作の「There's a riot goin' on」が個人的最高傑作。
21〜22の頃に最も聴き込んだアルバムです。一聴するとそのくぐもった音質から地味なアルバムのように聞こえますが、実はその逆でSlyの全作品中もっとも冷徹かつ過激な精神が込められています。
そして音楽的クオリティーはもちろんですが、裏技として、そのモコモコした音質が眠りにつく時も耳に優しいんです(笑)
そのイメージとは裏腹に、お休み前の寛ぎミュージックとしても意外や意外、最高に気持ちいい音です。

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【2008.04.03Air-play】
1.I Want To Take You Higher
2.Life
3.Family Affair
4.Sing A Simple Song
5.You Can Make It If You Try
6.(You Caught Me) Smilin'
7.Runnin' Away
  / Sly & Family Stone
★今回のオープニング&エンディング曲
『Cinematique』/RoundTripp

★FM AZUR「CoffeeTripp」毎週 木曜10:00(再放送 土曜 22:00)

2008年03月26日

●CoffeeTripp Vol.51「美しく可愛らしいこと。心地良いこと。上手いかどうかはその次のこと---Astrud Gilberto」 (08/03/27)

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タイトルで誤解を与えてはいけないので初めに釈明しておきますと、僕はAstrud Gilbertoが大好きです。

初めて「本物のボサノバ」を間近で見たのも、実はAstrudが来日した時でした。

当時まだガキといって差し支えない年齢だった僕は、その胸に大きな期待を抱いて、それと引き換えに大枚をはたいて見に行った記憶があります。
(完全に周りの年齢層からは浮いていました)

既にその時Astrudは僕の母親もしくはそれ以上の年齢でしたが、
実際に本人を目の前にして見ると・・・
彼女は「本当に素敵なお母さん」だったのです。

Astrudの醸し出す雰囲気やたたずまい、
時を経て「深みのあるあどけなさ」を感じさせるヴォーカルの暖かさは、本当に心地よいものでした。

ヴォーカルテクニック云々を語る人は、細かいところが気になってしまうと思うので聴かない方が良いかもしれませんが、
そもそもボサノバというものは「美しく可愛らしい、心地良い」ものなのですから、
やはりAstrudはまぎれもなく「ボサノヴァの女王」なのです。

・・・ヴォーカルテクニック云々を語る人も、万が一聴いたことなかったらまあ一度聴いてみてください(笑)

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【2008.3.27 Air-play】
1.On my mind
2.Photograph
3.Call me
4.Berimbau
5.So nice
6.Dindi
7.The Girl from Ipanema
  / Astrud Gilberto
★今回のオープニング&エンディング曲
『Dance of the hours (Italian-Lounge Mix) from La Gioconda
 -“ジョコンダ”より「時の踊り」』/RoundTripp

★FM AZUR「CoffeeTripp」毎週 木曜10:00(再放送 土曜 22:00)

2008年03月22日

●CoffeeTripp Vol.50「“つづれ織り”の影に隠るる名作---Carole King-“Music” (08/03/20)

旅行、休日、くつろぎのひととき・・・CoffeeTrippは最高の時間を過ごすのにぴったりの素晴らしい音楽をご紹介します。

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CoffeeTrippもついに50回目を迎えたということで・・・よくも50回もさしたる内容もないトークを繰り広げてきたのかという気持ちと、まあでも自分なりにがんばったんじゃないの、という気持ちが交錯していますが。
そんな今回は、かの有名なキャロルキング。
何と言っても「tapestry(邦題:つづれ織り)」が大ヒットアルバムとして名高く、「So Far Away」「You've Got A Friend」「Natural Woman(You Make Me Feel Like)」などの名曲が入っていることで知られていますが、しかし今回はその直後に発売されたが為にあまりスポットを浴びることのない隠れた名作「Music」をご紹介します。

本人たちも「Tapestry」の成功後、充実したハッピーな状態で制作されたアルバムで、全作の湿っぽい(しかしこれが日本で受けた理由でもあると思いますが)雰囲気がかなり払拭され、より純粋に音楽を追究している感じ〜特にソウル/ジャズ的なものへの憧憬が感じられるアルバムではないでしょうか。
楽曲もキャロルキングそもそもの個性と、ソウル/ジャズ由来のコード感やアレンジがミックスされて、個人的にはより好きな音です。
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【2008.3.20 Air-play】
1.It's Going To Take Some Time
2.Brother, Brother
3.Carry Your Load
4.Growing Away From Me
5.Music
6.Too Much Rain
  / Carole King
★今回のオープニング&エンディング曲
『Dance of the hours (Italian-Lounge Mix) from La Gioconda
 -“ジョコンダ”より「時の踊り」』/RoundTripp

★FM AZUR「CoffeeTripp」毎週 木曜10:00(再放送 土曜 22:00)

2008年03月16日

●CoffeeTripp Vol.49「'94年、最高のライブバンドだったJamiroquai の最高傑作!“Return to the space cowboy” (08/03/13)

旅行、休日、くつろぎのひととき・・・CoffeeTrippは最高の時間を過ごすのにぴったりの素晴らしい音楽をご紹介します。

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ここのところややマニアックなアーティストをご紹介してきましたが、今回からちょっと有名どころということで、今やもうJazzFunk界の大御所、ジャミロクアイ。

1993年のデビューからもう15年、バンドのメンバーは次々と入れ替わり、今やオリジナルメンバーはジェイケイのみ(個人的にはDrsのDerrick McKenzieは「ぎりぎり」オリジナルメンバーかなと思いますが)、サウンド的にも実質ソロプロジェクト的な感じですが、今回紹介する1994年発表の2nd「Return to the space cowboy」は、ジャミロクアイが「最高のバンドだった」瞬間を捉えた名盤です。

Sly & Family Stoneや70年代Stevie Wonder 3部作あたりを彷彿とさせるモコモコ・ファンクサウンド、Toby Smithのジャジーなローズと個性的なコードワークによるソングライティング、Jay Kayのバランス小さめのハスキーでタイトなボーカル、そして何といってもStu Zenderのベース!アメリカ経由のファンクスタイルを踏襲していながらブリティッシュ特有の知的なエッジも併せ持つセンスがこのバンドの個性とクオリティーを決定づけています。

一般的かつ商業的には3rd「Travelling Without Moving」が日本でのプロモーション戦略の成功とも相まって最高傑作とされていますが・・・まあこのアルバムもかなり素晴らしいアルバムだけど、ちょっとバランス重視というか、バラエティーに富んだ選曲とか、計算された感じが出て来てしまって(だから売れたんだろうけど)。
そういう「計算」や「調整」を超えた音そのもののパワーやセンスが最高に感じられるのは、まぎれもなく2ndです。
ちょっと前のアルバムですが、これを聴き込まずしてジャズファンクしいては昨今のクラブジャズを語るな、というぐらいの傑作だと思います。

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【2008.3.13 Air-play】
1.Stillness in Time
2.Manifest Destiny
3.Mr.Moon
4.Space Cowboy
  / Jamiroquai
★今回のオープニング&エンディング曲
『Dance of the hours (Italian-Lounge Mix) from La Gioconda
 -“ジョコンダ”より「時の踊り」』/RoundTripp

★FM AZUR「CoffeeTripp」毎週 木曜10:00(再放送 土曜 22:00)

2008年03月09日

●CoffeeTripp Vol.48「しなやかにして攻撃的なCrossover/Electronicaの異端児 - The Underwolves (08/03/06)

旅行、休日、くつろぎのひととき・・・CoffeeTrippは最高の時間を過ごすのにぴったりの素晴らしい音楽をご紹介します。

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このThe Underwolvesというグループは、たぶん多くの方々にとってかなりのマイナーリーグな存在だろうと思います。
まあ、だからこそ敢えて紹介するわけですが。

しかし今回紹介するこのアルバム「Under your sky」は聞き逃してはいけません。
60〜70年代クロスオーヴァージャズのクールな質感を、ドラムンベース、エレクトロニカ、ダブ、レゲエなどのエッセンスと見事に調和させた音を作り出しています。
そして特筆すべきは、その本格感だけでなく、キャッチーなポップセンスも併せ持っているところです。
アルバムのトップを飾る「Stay a while」なんて、Charaが好きな人ならばっちりストライクという感じだし。
とにかくヴォーカリストをはじめ楽曲のフロントを彩るミュージシャンのセレクトがセンスいいです。

残念ながら彼らは2001年のこのアルバムをリリースした後は、これのリミックス盤しかリリースされていないようですが・・・何やってるんでしょう?

まあそれはともかく、このアルバムはマイナーにしてTimelessな一枚であることは間違いないので、ぜひ聴いてみましょう。


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【2008.3.6 Air-play】
1.Unexpected Days
2.Comin Home
3.Bird Song
4.Stay a While
5.Lay Down
  /The Underwolves
★今回のオープニング&エンディング曲
『Dance of the hours (Italian-Lounge Mix)from La Gioconda
 -“ジョコンダ”より「時の踊り」』/RoundTripp

★FM AZUR「CoffeeTripp」毎週 木曜10:00(再放送 土曜 22:00)

2008年02月25日

●CoffeeTripp Vol.47「メロウなジャズソウルといえばこれでしょ!- Marlena Shaw」(08/02/21)

旅行、休日、くつろぎのひととき・・・CoffeeTrippは最高の時間を過ごすのにぴったりの素晴らしい音楽をご紹介します。

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世に「メロウ・ソウル」と謳っている音源は数あれど、その中で間違いなく最高峰であろう一枚・・・Marlena Shawが、Blue Noteレーベルに残した傑作アルバム「Who Is This Bitch, Anyway?」

カウント・ベイシーバンドの歌姫にして、Blue Noteレーベル初の女性アーティスト・・・そう聞くとさぞかし典型的なジャズヴォーカルアルバムなのかと思いきや、いわゆるブルーノート的ジャズとは程遠い70'sサウンドのメロウなジャズ・ソウル。
(これが90年代になってDJ系のフィールドで注目を集めたというのは、なかなか面白い話ではあります)
そして音自体はジャズではないものの「深夜にグラスを傾けながら聴ける深みのある音」という意味では、Blue Noteの名盤と並びうる素晴らしい作品に仕上がっています。

デヴィッド・T・ウォーカー、ラリー・カールトン、チャック・レイニー、ハーヴィー・メイソンといった往年の世界的名プレイヤーを従え、ジャジーでメロウなサウンドとゴスペルルーツのソウルフルなヴォーカルを融合した「トロける感触」が最高の一枚です!

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【2008.2.21 Air-play】
1.You Taught Me How To Speak In Love
2.Street Walking' Woman
3.A Prelude For Rose Marie〜Rose Marie (Mon Cherie)
4.Loving You Was Like
A Party
5.Feel Like Makin' Love
  /Marlena Shaw
★今回のオープニング&エンディング曲
『Bossa de la Seine-セーヌ川のボッサ』/RoundTripp

★FM AZUR「CoffeeTripp」毎週 木曜10:00(再放送 土曜 22:00)